膝関節骨折日記③手術編

膝骨折日記

膝関節を骨折したことを記録しています。

骨折日記の前回投稿から3カ月経ってしまいましたが、ようやく更新します。見てくれている方が結構いるようなので励みになります。

個人の体験としての膝骨折の情報がネットであまりなく、痛みが大きくて不安な時、ていねいに記録をしてくれている方のブログがすごく力になりました。

私もせっかくブログをやっているので、骨折して不安な人や自分のために少しずつ記録していこうと思います。

私は膝の脛骨の上部(関節部)を粉砕骨折しています。最初の日記はこちら↓

骨折の手術って何をするのか

前回、ようやく見つけた総合病院の整形外科で即入院&手術宣告を受けました。

骨折って足にギプスを巻いて安静にするだけじゃないの?

私「手術ってなにをするんですか?」

医師 (^ω^)「足の皮膚を切り開いて砕けた骨片をちゃんとした位置に直して骨に金属のプレートをねじ止めして固定します!

私「ひぃ・・・」

医師 (^ω^)「昔は固定だけして治すこともありましたが、それだと骨が変な形でくっつくので多分歩けなくなります

医師 (^ω^)「もちろん全身麻酔ですよ

私「手術お願いします!!

この手術は、正式には観血的整復固定術というそうです。

観血的整復固定術の利点として、複雑な骨折でも確実に整復できること、固定期間が短く、術後早期からリハビリテーションを行えることなどが挙げられる。しかし、手術を行うために全身麻酔や局所麻酔を必要とし、手術による身体侵襲が大きいほか、皮膚を切開して操作することで感染の機会が増えるなどの欠点もある。 https://medical-term.nurse-senka.jp/terms/1935(ナース専科様より引用)

全身麻酔だから余裕だと思っていた

即入院の数日後、準備が整い、手術となりました。それまでは簡易ギプス(シーネ)で足を完全固定だったため、トイレに行けず尿カテーテルですごく不快な日々を過ごしました。(なんとかオムツは免れた)仰向けから動けないので、ほとんど寝れず。

手術の日は、もうすぐ尿カテを外してもらえる!全身麻酔でなんもわからんから手術楽勝だろ!という気でいました。(今までに2回全身麻酔手術の経験あり)

手術までの入院で病院と医師に対する信頼も生まれ、手術自体にはあまり不安はありませんでした。(でも、全麻のある手術の時はいつも、医療ミスなどがあればここで死ぬかも。という気分ではあります。医療がなければ死ぬ状態ってことなので、あきらめてゆだねています。)

そして、手術は無事終わりました。

左が手術前。ひざ下側の関節が砕けて広がってしまっています。右が手術後で、砕けた部分を元の場所に戻し、骨に沿った金属プレートをネジで固定してもらいました。

医師には感謝しかありません。これだけ色々やりながら、切開は一か所で済むなんて、これぞ職人技です。

手術後の一晩が地獄!!

手術終わって手術室を出たところで麻酔から醒めたのですが、そのときはまだ麻酔が効いていたのか感覚なく。

医師 (^ω^)「手術大成功!バッチリです!

とのことだったので、安心していました。この時夕方ごろ。しかしこの夜、地獄が始まります。

麻酔が完全に切れたあたりから、切開した皮膚や筋肉の鋭いビリビリした痛み、骨の炎症なのか重くひびく痛み、いろいろ操作された筋肉?神経?のつれる嫌な感じの痛みなど、いろんな痛みが同時に襲ってくる!!痛みのフルコースや!!

多分純粋な痛みの激しさだと、生まれてから一番痛かった・・・・

もちろんナースコールすれば痛み止めを点滴に入れてもらえるのですが、痛すぎてなにも考えられずナースコールしようという思考に至らない時間もあり、つらかったです。

でも臓器ではないので、怖さはあまりなかったのが救いでした。でも痛い!!

手術の次の日からリハビリが始まるってマジですか・・・

痛すぎて気絶しながらも(ずっと気絶したいんだけど切れ切れに覚醒)なんとか耐え、次の日の午後からリハビリ開始!

正直、パスしたい気持ちでいっぱいでしたが、早く動かさないと癒着して治りが悪くなるのは理解しているので頑張りました。あと、尿カテと点滴抜いてもらえたので気分が良くなりました。介護者が必要とはいえ、トイレに行けるありがたさ・・・!

手術後の一晩よりは炎症反応が落ち着いたのか、痛みが引いてきて、じっとしていればまぁ、耐えられる・・・?という感じでした。痛み止めは飲み薬に変わりました。

リハビリは、足首を動かしたり無事な方の足で片足立ちする練習ですが、1日40分ほどとはいえ、それだけするので精一杯・・・動かすたびに引きつれるような痛みが出て大変でした。でもその痛みがないと癒着するからな・・・

得たこと

①骨折の手術はものすごく痛い

手術中はもちろん麻酔があるので痛くないんですが、今思うと、骨にねじ止めされているのが痛みが大きかった理由なのかな、と思います。プラス肉を切られてる痛み。

ただ、骨をいじられた後の炎症が落ち着いてくると痛みは減ってきました。あと、それだけ最初の痛みが強烈なので割と痛みに耐えられるようになるのはあるかも。

大部屋だったのですが、他の同じような手術受けられた方々も最初の一晩が地獄と言われてました。

だからもう、絶対骨折したくない!!!

漫画で骨折したキャラが次の日戦ってる描写はファンタジーだとよくわかりました。

②痛いけどガンガン動かしていかないと最終的に治らない

手術が終わった足は、まだ体重はかけられない状態なのですが、曲げ伸ばしや足以外の運動のため、次の日からリハビリが始まりました。正直嫌な気持ちが大きかったですが、ここでかなり頑張って動かしたことで、予定より早く退院することができ、予後も順調だったと思います。

痛みは治りだと思って頑張りました。

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